2012年10月2日火曜日

再会(過ぎ去った時間)

実家に帰省した時に見つけた作品です。多分10年以上経過しています。表面の埃が時間の経過を物語っています。パーツのほとんどはほぼ完成した状態です。バネとナイロンケーブルでジョイントし、衣装を着せれば完成です。当時は石膏型をもとに石粉粘土を張り込んで乾燥させ形を整えながら表面を仕上げていました。顔はそれぞれ個性を出したいと思いますが体は有る程度理想的な形に揃えたいと思っています。同じ型で3体ぐらい作っていますがこの作品はほぼ自分では理想に近い形だと思っています。顔についてはまだまだ理想には遠いかもしれません。衣装を着せてポーズさせるにはボディーをもう少し分割した方が自由度が出来ますが、ボディーラインを綺麗に見せるには分割数は少ない方が良い様に思います。関節部分の球体はそれぞれのパーツと一体化させています。このようにすると全体的に滑らかな印象にしやすく、関節部分で分断されている感じを少なくする事が出来ます。確かに曲がり方は不自然な面も有りますが異様な出っ張りなどは少なくなるので衣装を着せなくても有る程度自然な感じに見えるのではないかと思います。この作品を見つけて、制作していた当時の事を思い出しながら現在までの時間の経過を実感しました。いつの日か命が与えて動き出す日を夢見て......もう少しおやすみなさい。

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